ケイショウリャク

ディスるのディスはディスカッションのディス

飴色パラドックス(2022年12月期)

思うところがありすぎて…

これから批判的なことを書きます。ご了承ください。無理な方は読まずに回れ右でお願いします(笑)

作品そのものは面白かったです!!

 

 

 

尾上役の演者が酷すぎる。この一言に尽きます。いかに酷いかをつらつら書いていきますのでご了承ください(2回目)。

 

まず、演技が下手すぎる。目に何の感情もない。台本をただ覚えて言ってるだけ。演じてすらいない。

細かいところで云うと、「お前は優しい」って言って蕪木を抱き締めるシーンでは、手が袖の裾(←ココ重要)を握ってるからかグーの形になっていて、それがとても目に付く。萌え袖狙ってんの??

政治家の秘書に襲われるシーンは、抵抗の意思が全くない。やめてほしいならワイシャツのボタンを大人しく外されてんなよ。その後蕪木に触られるんだけど、あの顔もどうかしてる。なんなの、マジで。感じてんの? 嫌なの? 「ぎゅっと目をつむり蕪木の愛撫に耐える」って台本のト書きそのままをやってるのが丸わかり。最終話のベッドシーンも演技が下手すぎて見てられなかった。

全ての動作が堅いんだよ。なんでその動作をするのかよく考えた?

 

“演技が下手”それ自体に問題はない。『高良くんと天城くん』の高良くん役の演者も下手だった。でも全然(いやまぁ気にはなったけど笑)普通に観られた。彼と尾上役の人とで何が違うのかというと、私の穿った意見ですが、高良くん役の人はちゃんと作品を受け入れて演じてる。それに対して尾上役の人は、与えられた仕事をただこなしているだけ。その差が画面を通して伝わってきて、こいつ演技が下手すぎると感じるんだと思います。

尾上役の人は作品を好きじゃないんだと思う。尾上役の演者が酷すぎると感じる次の要因がこれです。

好みは人それぞれだし、BLという作品に嫌悪感を抱く気持ちもわかる。だから私は、どんなに作品が良くても、相手の嗜好を知らないまま何かをオススメすることができない。語弊がある言い方かもしれないけど、特にBL作品なんておいそれと人に言えないし、ましてや3次元は結構ハードルが高い。だから勝手に演者を心配になってしまう。「大丈夫? その仕事にちゃんと納得した?」と…

尾上役の人は納得してないと思う。事務所に言われるがまま『飴色パラドックス』という作品に出演してる。問題は、その気持ちを視聴者に悟られてるということ。エンタメとして楽しみに観てる人、作品に携わる全ての人に失礼だとは思わないのか。そんなのプロじゃない。納得できてない仕事を嫌々やってそれを隠す気がないならその仕事を受けないでほしい。AV斡旋の話をしてて何にも思わなかった? あれ、あなたのことだよ。納得してないことを強制されるってあなたも同じことをされてるって気付いてる?

 

最後は、エンドロールのオフショット。マジであれはいらない。ちゃんと仕事して仲良くやってますよ感は逆に引く。上っ面だけではと思ってしまう。あれをやろうと思ったスタッフ、マジで天才(笑) いかに尾上役の人が酷いかを視聴者に伝える手段として、あれは最適解。毎回変えるでもなく同じ写真。一気に冷める。

蕪木役の演者が一番可哀想。でもそれを感じさせない演技をしててプロだなと思った。尾上というキャラをちゃんと好きになってた。他の演者も良かった! 政治家の秘書役の演者が一番素晴らしかった。。

ただただ尾上役の演者だけが酷すぎた。